嫦峨山(スイセン)2009年 1月25日


 
 室津周辺に牡蠣を食べに行くついでに、嫦峨山に登ることにしました。揖保川町国道2号線からいつもの道で室津に向ったのですが、マラソンがあるらしく国道250号線が通行止となっているので、ダイセル工場横に車を留め、屋津峠越えで嫦峨山に登り、室津に下り、牡蠣を食べて室津街道を通りダイセルまで戻るという循環としました。屋津峠は明示に開通したそうですが、室津街道はもっと前から存在し、シーボルトも通ったそうです。峠の少し南に東に向い看板があります。

屋津峠標識

峠登山口
 多少歩くと鳩が峰となり、室津街道と嫦峨山の分岐となります。ここを左に取り山頂に向います。夏は暑そうですが冬は快適な道を直登気味に上ります。山頂はダイセルの大きな看板とダイセル石柱・三等三角点があります。
  国土地理院の地図では「嫦峨山」ですが、看板類は「嫦娥山」となっています。中国の人工衛星に「嫦娥」という名前があり日本で言う「かぐや姫」が「嫦娥」らしいですが、「嫦峨」という言葉はありません。造語とすると粋な人がいたものです。

鳩が峰分岐

嫦峨山三角点
 山頂近くからは相生荘・新舞子方面がよく見えました。ここから室津に向いて下りますが、下りはウバメガシの純林の中の道で、西光寺山の内陸ウバメガシ純林とは趣が違い楽しい道でした。

山頂より西の展望

ウバメガシの純林
 

破竹の群生

室津手前
 途中から破竹の密生地の中で、多少の刈込みと赤テープはありますが多少歩きにくい道が続きます。それもわずかで室津の町北方に出てきます。スイセンがぱらぱら咲きかけていました。黒岩のスイセンは満開らしいのでタイムラグが多少有るようです。登山口の看板は見にくくこちらからの登山は大変なようでした。

スイセン

登山口看板
 室津の町に出ても室津カキ祭と言いながら人影はまばらで、カキを食べられそうな店もなく、賀茂神社に寄り室津街道を引っ返すことにしました。ここにはソテツの群生地があり「自然状態での自生の北限」と書いてあるので元々の野生ではなく誰かが植えたもの野生化したのかもしれません。

賀茂神社参道

ソテツ群生地
 本殿に人影もなく静かでしたが、ここの神社は神主が常駐しているらしく綺麗な状態でした。
  国道250号線まで引っ返し、室津街道を駐車場に引っ返しました。国道ゴミステーション横に室津街道取付があります。

賀茂神社本殿

室津街道入口
 最初しばらくは竹林内の傾斜が強い道で、街道であったとは思えない道ですが、しばらく行くと看板があり街道らしくなります。結構登り返しているので、大浦の町が下に見えるようになります。ここからは水平道で鳩が峰まで引っ返し、峠を下り駐車場まで引っ返しました。

室津街道看板

街道よりの眺め
 ここから明治時代の屋津坂からやっと通れる状態の道を車で下り、国道250号線を西にカキを食べに行きましたがマラソンの影響からか、すべての店が満員で、カキはあきらめ、一夜干しの真鰯(20cm級の大物)10匹を500円で買って帰りました。脂がのり美味でした。

地図

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