豆崎奥山(リンドウ)2008年11月 1日


 
 天気も良い三連休の初日、食用のキノコであるアミタケ(シバハリ)を探しに、豆崎奥山に向いました。今日はひめじ別所駅まで歩く予定にし、JR曽根駅前に自転車を預け、そこから歩き始めました。北に100m程行くと2号線に出会い、陸橋を渡った辺りが登山口ですが、右の写真のように小さな看板しかなく、多少藪もかぶりわかりにくくなっています。

曽根駅北方より国道2号線方面

豆崎登山口
 しばらく急傾斜ですが尾根の手前からは緩傾斜となります。尾根に上がると横穴式古墳が見えますが、雨が少ないからか浸食はあまりされていないようです。ここから奥山まで登りましたが肝心のアミタケは1本も見つかりませんでした。縦走路より外れ蜘蛛の巣の多い藪道を豆崎北方にいったん下りましたが、最近は歩かれていないせいかかなりの藪こぎしばしで、白陵高校校内に出ます。降りたところから振返ってみても道があるようにはとても思えない様でした。

尾根筋の古墳

出口よりふり返る
 白陵高校正門からでて、別所高校を目指します。このあたり、ヤマラッキョウの花が多く咲いていました。尾根筋にある個体より栄養状態がよいのか花の色はずいぶん濃いようです。

白陵高校ホール

ヤマラッキョウ
 別所高校手前の池を一周してから鹿島神宮への峠道に入ります。池にはすでに、コガモ・マガモ・ホシハジロ等のカモ類がかなり飛来していました。このルートは花の種類も多く、特にセンブリが多く咲いていました。

別所高校東側

センブリ
 峠は4差路となっており、右(南)は先に登った豆崎奥山へ、正面(東)は鹿島神宮へ、左(北)へ行くと百畳岩を経て縦走路方面となっています。約30度と思われる岩場を上り、縦走路を目指しました。


百畳岩
 このあたりはコウヤボウキが多く咲いていました。次のピークで縦走路から西方に分れ、ひめじ別所駅を目指しました。このあたりは数年前に山火事があり高木がすべてなくなり展望は最高に良くなっています、

コウヤボウキ

縦走路より西方の山
 このあたりからリンドウが多くなり。あちこちに紫色の花が満開状態でした。次のピークからは高御位山がちょっと変った姿に燃えました。

リンドウ

次のピークより高御位山
 コナラのドングリも茶色く変化し、カラスノゴマの花も終りすっかり実になっていました。

コナラのドングリ

カラスノゴマの実
 ルリシジミとはちょっと違うと思って写真に撮って帰った蝶はウラナミシジミでした。初めてこの辺りでは見かけた蝶でした。鉄塔から姫路市街がよく見えましたが、今日は12倍望遠デジカメを持ってきていないので、大きくは撮れませんでした。

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別所奥山より姫路市街
 最終のピークから来た方を眺めた写真ですが、約8kmで2時間半程度の山散歩でした。いったん別所町まで下り、前から気になっていた三角点と碑が見える小山に登ってみました。忠魂碑が立っていました。

別所奥山より東方

忠魂碑
 三角点はなかなか見つからず、コシダの藪こぎしばしで4等三角点を見つけました。西国三十三箇所石仏を回りお寺の脇門を出てひめじ別所駅に向い、姫路駅でまねきの駅そば(大盛400円)を食べて帰路につきました。

4等三角点

山門
 

地図

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