大山周辺(トケンラン)2008年06月15日


 

天気も安定しているようなので大山方面に出かけることにしました。花を見ることが目的なので、頂上へは登らずお気に入りの行者コース〜元谷〜豪円山のルートで歩くことにしました。
 天候もまずまずで、頂上までの視界は良好でした。


大山遠望

大山北壁
 行者道は大山登山道の途中から分岐し、大山寺・大神山神社を経由し元谷まで続いています。傾斜も緩く道幅も広いため植物を観察しながら歩くには最適の道です。基本的には谷沿いの道ですが大山寺手前で金門へと続く谷の下流を横断します。昔は(35年ほど前)はここを登った記憶があるのですが、今はちょっと無理なようです。

行者道

金門(下流より)
 大山寺・大神山神社とも35年間あまり変わらない姿を維持しており、色もけばけばしくなく周囲の緑とよく調和しています。

大山寺

大神山神社参道
 神社の横から裏へまわり元谷方面に歩きますが、金門上からは大山北壁がよく見えました。学生時代は、細くて一度しゃがみこむと立ち上がれない人もかなりいたほど高度感のある縦走路でしたが、逆縦走したり、人がいないとき走って何分で抜けられるか競争したり、いろいろ楽めました。残念ながら今は、崩落のため、通行禁止となっているようです。

大神山神社

大山北壁
 元谷は以前のように広く元谷小屋も健在であることを確認してから豪円山に向かいました。豪円山は最近訪れる人もほとんどいなくなったのか道もあれ山頂の展望も悪くなりましたが、石仏は健在でした。

大山北壁

豪円山石仏
 以下に途中出会った主要な花を掲載します。特にトケンランは兵庫県の絶滅危惧種ランクAで、とても貴重なものですが、大山周辺では十数株見つけました。

ダイセンクワガタ

ヒロハツリバナ

クジャクシダ

ヒメシャラ

トケンラン

ササユリ

ミヤマヨメナ

フタリシズカ

コゴメウツギ
 豪円山から駐車場に帰る途中の疎林で、ウスバシロチョウを多く見かけました。おもに5月の蝶ですが大山周辺では標高が高いせいか遅くまで生き残っているようです。動きは緩慢なので、写真にも取りやすい蝶ですが、捕虫網を持った採集者に場所を知られると一網打尽にされる恐れはありますが、ちょっとわかりにくい場所なのでその心配も少ないかもしれません。

ウスバシロチョウ
 

地図

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