再度山(シロハラ) 2008年 3月 2日


 
 今日は一日時間が取れるため、神戸花鳥園に行くついでに久しぶりに再度山に行くことにしました。JRと神戸地下鉄を乗継ぎ新神戸駅より布引の滝・市が原経由で大竜寺方面に歩くことにしました。冬は布引滝は水量が少ない様ですが、訪れた日は多少水量があり見栄えがする状態でした。この滝を初めて見たのは高校時代で、すでに40年間経過しその間に10回程度来ているようです。

布引雌滝

布引雄滝
 滝の岩の上にシロハラが盛んにえさを探していました。藪の中にいる鳥でなかなか明るいところに出てきませんが珍しく日向で活動していました。黄砂の影響か全体的に霞んでいましたが逆に神戸市内のビルが幻想的に林立しているように見えました。

シロハラ

展望台より
 途中にサルナシの蔓で装飾した吊橋が出来ていました。どうも出来たのは最近のようです。でも、渡って城山方面に登っている人はほとんど見かけず利用されているか疑問な吊橋です。しばらく行くと布引堰堤があります。神戸の水道水源地になっており、最近改修されたようでダム湖も含め綺麗になっていますが、鳥はぐっと少なくなり、カイツブリ数匹を見かけた程度でした。

猿橋

布引堰堤
 市ヶ原は桜茶屋・紅葉茶屋はまだ営業しており、立派な公衆トイレも出来ていました。ここより川を対岸に渡り、水量の少ない沢沿いに西に登ります。舗装路とトンネル排気施設より舗装路となります。途中に分岐があり、右に常緑広葉樹の多い谷筋を登りました。

市ヶ原公衆トイレ

再度東谷へ
 しばらく歩くと修法が池の横に出ますが、ここもカモ類を含め水鳥はほとんど姿を見せていませんでした。池の東岸を南に大竜寺方面への峠道を行き、峠の頂上から左に再度山山頂まで登りました。

修法が池

再度山分岐
 ここは高校生時代以来40年ぶりですが、展望がないのも三角点がないのも当時と変らず、ただ、基準点が出来ていました。山頂を南に下ると大竜寺境内に着きますが、手前に四国八十八箇所の霊場があり、石仏が祭ってありました。数体は石室が倒壊していましたが、震災にもめげず良く残っていました。

再度山山頂

四国八十八箇所霊場
 大師堂も立派な建物でそこから下った大竜寺本堂も修復されたようにも見えず、揺れが小さかったのでしょうか震災後の修復の跡も見えず存在し続けていたようです。

奥の院大師堂

大竜寺本堂
 仁王様に見送られ境内を後にします。最近は格子とか網が前面に張られ写真の撮影が困難な仁王が多い中で、上半身はよく見える仁王門でした。尾根筋を南下し二本松バス停を過ぎ、再度階段より尾根に取付き、城山より新神戸駅を目指しました。

大竜寺仁王

二本松バス邸
 滝山山頂は石碑があるのみで石垣等は全くなく、堀切後と造成した平地のみ残っている状態でした。新神戸駅に向う途中、ロープウエイの下を通過します。

滝山城趾

ロープウエイ下通過
 新神戸駅より地下鉄とポートライナーを乗継ぎ、神戸花鳥園へ向いました。ポートアイランド南駅よりすぐに入口があり、入場料は1500円と多少高めですが、子供連れなら十分一日楽しめそうです。花は特筆すべきものはあまりありませんが鳥の方は、布引貯水池ではお目にかかれなかったオシドリが多く飼育されており、すぐ近くで見え100円払えばえさを与えられます。また、夜行性であまりお目にかかれないフクロウも飼育されています。

オシドリ

フクロウ
 嫁が、ミヤコドリと勘違いしたクロエリセイタカシギ(日本には居ない)が中々愛嬌があり見ていて飽きません。また、10年以上前、新聞の「アカツクシガモが稲美町に飛来」という記事を見て車で探し回りやっと見つけたアカツクシガモが目の前に数匹泳いでおり、十分に観察できました。おもしろい施設が出来たものです。
 満足して帰路につきました。

クロエリセイタカシギ

アカツクシガモ
 

地図

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