山本山(オオワシ) 2008年 1月 19日


 
 青春18切符が2枚余っているということなので、湖北野鳥園に鳥を見に行くことにしました。特に天然記念物のオオヒシクイ(ヒシクイの亜種)とオオワシが見られるらしく、青春18切符なら片道3600円往復7200円が約2200円で行けます。JRもたまには大盤振舞いするようです。
 加古川で新快速に乗ると乗換えなしで河毛駅に着きます。ここから何処まで乗っても200円のコミニュティバスで湖北野鳥園に向います。野鳥園までは20分程度です。野鳥園は水鳥センター(左の建物)と併設されています。

近江バス(湖国バス)

湖北野鳥園
 野鳥園の前の琵琶湖は浅瀬が続き、中州状の島もあり、オオヒシクイ・コハクチョウなど多くの野鳥が居ましたが、特にオオヒシクイは夜行性のため150羽程度が中州で休息していました。

琵琶湖と竹生島

オオヒシクイ
 ちょうど食事時かコハクチョウは周辺の田に移動するため飛び回り、田圃中央で休憩していました。

コハクチョウ(飛翔)

コハクチョウ
 周辺の田圃で瀬戸内ではあまり見られないタゲリを観察してから、山本山に向いました。オオワシは山本山頂上より1/3程度下の枯れた松の枝で周りを見渡していました。2回ほど飛翔してえさを探しに行ったようですが、2回とも空振りだったようで周辺に帰ってきました。大魚・オオバン等水鳥を食べるそうです。

山本山

オオワシ
 上左の写真の右端に神社がありその後ろから山本山に登ります。登山口には熊出没注意の看板がありましたが、人家も近くこんな処に出るとは思えませんが賤ヶ岳から縦走してきたのでしょうか、近江湖の辺の道という名称で7km歩けば賤ヶ岳の看板がありました。

湖の辺の道看板

登山口看板
 登山路は落葉広葉樹雑木林の中の道で比較的明るく、足下も落葉で敷詰められ、楽に登れました。途中からはちょっと雪のかぶった伊吹山がよく見えました。

山本山登山路

登山路より伊吹山
 山頂は城跡で、草丈も低く展望が西から南面にかけて展望が開けます。琵琶湖に近いため、琵琶湖方面の展望が良くちょうど太陽が南南西にあったためその方向の湖面が光り静かな湖面とあいまってなかなか美しい景色となっていました。

登山路より琵琶湖

山本山城跡
 長浜方面(南面)は霊仙岳でしょうか、多少の積雪が見られました。西面は福井県境の山々が見渡せ、頂上付近はかなりの積雪となっているようです。

山頂より長浜方面

山頂より福井県境の山
 先ほど訪れた湖北野鳥園が真下に見え、その向うには竹生島が浮んでいます。湖西の方から竹生島に訪れたときはもっと大きく感じたのですが、こちら側から見ると小さな無人島の様に見えます。頂上から、琵琶湖の内湖である野田沼を双眼鏡で見ると多量のカモ類が見受けられ、バスまで時間があるので野田沼緑地公園を通って湖北野鳥センターまで帰り、丁度来たバスで河毛駅まで行き新快速で自宅まで帰りました。周辺の立体地図が河毛駅にありました。

湖北野鳥園と琵琶湖方面

立体地図
 本日見た鳥たちは以下の通りです。
  ガンカモ類:マガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・コガモ・ヨシガモ・ホオジロガモ・オオヒシクイ
  ワシタカ類:オオワシ・トビ
  カイツブリ類:カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ
  シギ・チドリ類:ケリ・タゲリ・ハマシギ
  サギ類:アオサギ・ダイサギ・コサギ
  ハクチョウ類:コハクチョウ
  カケス類:ハシブトガラス・ハシボソガラス
  カワセミ類:カワセミ
  キジ類:キジ
  その他:スズメ・セグロセキレイ・ムクドリ・カワウ 以上27種類です。
   同じバスに乗った方は、ミコアイサ・トモエガモも見たそうですが、見損ねました。
 今日の散歩地図は下の通りです。

周辺地図

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