駒の尾山(ツキノワグマ) 2007年 7月16日


 
 台風4号が近畿地方を通り抜け家の近所では青空が広がってきたため、駒の尾山に行こうと思い立ち水汲みがてら出かけました。北に向うにつれ雲が多くなり、ラドンの水汲み場「20Lで100円」で40Lほど調達し、ネイチャーセンター前に駐車し駒の尾山を目指しスキー場を登っていきました。先週の神鍋山は花が多い山ですが、ここはほとんど花がありません。
 尾根筋の植物を楽しみにして、ほぼ200mの高低差のゲレンデを登り切ったあたりで、前に黒い塊が見えました。大岩がゲレンデにあるのもおかしいなと思いながら50mほどに近づくとどうやら動いているようです。よく見るとツキノワグマの様です。30数年前にニセコではヒグマに出会いましたが、ツキノワグマは山で出会うのは初めてなのでじっくり観察させていただきました。大きい豚よりも少し大きい程度で頭が大きく顔が長く見えました。人慣れしているのか写真を撮っても平気な様子でゲレンデ横の疎林に入っていきました。格闘しても、あの爪に匹敵する武器がないので敬意を表し、コースを変え岡山県側から登ることにしました。

千種スキー場より登り始める

熊さん(ツキノワグマ)出現
 林道を走り、岡山県側登山口から再度登り始めました。道は良く整備されており多少の雨でも問題なく登れそうです。途中からガスの間に山頂が見えました。このあたり、ヒヨドリバナクルマバムグラナツツバキイワガラミなどの花が咲いていますが全般的に花は少ないようです。

岡山県側登山口に変更

途中の尾根より山頂
 30分ほど登ると避難小屋が造られていました。6〜7年前に来たときはまだ無かったように思いますが、出来てからしばらく立つのか風格も出てきています。ここから下に山麓の東粟倉村の集落が見えます。

休憩小屋(帰りは、ありがたかった)

休憩小屋より南山麓
 北側はガスの間から鳥取方面(沖の山か東山)がやっと見えました。このあたりリョウブの花が多いようですが開花まであと少しかかりそうです。ネジキの花がまだ咲いていました。ちょっと登ると展望台がありますが、雨と霧でなにも見えなくなりました。
尾根より北の山

展望台(何も見えない)
 杉林も霧が出ると幻想的に見えいいものです。一登りで山頂に着きます。男女1組に追抜かれて山頂は二組となりました。山頂も整備され見晴しもいいはずですが何も見えません。もう一組は山頂横の避難小屋に昼食にでも行かれたのでしょうが、雨が強くなり引っ返すことにしました。途中で傘も差さず登ってくる登山者に会いましたが「東は晴れていたのに」とぼやいて山頂に向われました。

途中の杉林

山頂(多少天候が良くなる)
 避難小屋まで帰ると土砂降りとなり、30分以上停滞しました。周りはガスで何も見えず、土砂降りでも30分も歩けば駐車場ですので、余裕を持ち小降りになってから帰りました。いつもならにぎわっているのにさすがに雨では寂しい駐車場でした。
 帰りは東粟倉村から千種町に抜け、ご飯の売り切れた道の駅でそばを食べ帰路につきました。自宅に着くまでずっと雨でした。 

大雨の休憩小屋

駐車場
 
地図

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